ピアノを練習しない子供を怒らずにすむ【毎日の習慣にする方法を解説】

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「練習しなさい」と言わなくても、子供が「自分から毎日練習する習慣」を身に付ける方法を知りたい方
「毎日『ピアノの練習しなさい』と言いたくない。子供がピアノの前に座るまでに時間がかかる。どうすれば毎日の習慣になるの?」

 

この記事を書いている私は、ピアノ歴40年、2人の子供たちもピアノを習っています。

 

練習しない子供をピアノに向かわせるのって、ママも子供も、毎日ストレスがたまって大変。

 

今回は、「ピアノ練習を毎日の習慣にしてしまう方法」をお話したいと思います。

 

習慣というのは、ハミガキ、着替え、お風呂など、意識しなくても毎日やること、ですよね。

 

ここに「ピアノの練習」も入れてしまえばいいんです。

 

そんなこと、出来るの?と思われがちですが「習慣にするやり方」、あります。

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※「習慣化」させる前に、まずは子供が練習しない原因をつきとめることが必要です。

1.ピアノを練習しない子供を怒らずにすむ【毎日の習慣にする方法を解説】

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習慣というのは、「無意識」にやっていることです。

 

たとえば、ご飯を食べたらハミガキする、というような、あまり考えずにやっている事です。

 

習慣として見に付くまでの期間は諸説ありますが、ロンドン大学の研究によると「65日間」続けると習慣になるんだそうです。

 

65日間もかかるの?と、うんざりしてしまうかもしれませんが、そこは逆に「たった65日つづければ、その後はラクになるんだ!」と考えてみてください。

 

65日間が毎日たいへんな訳ではなくて、日数がたつにつれ、どんどん楽になっていきますから大丈夫です。

 

それではさっそくピアノの練習を毎日の習慣にするには、具体的にどうやればいいのかを解説していきます。

 

2.習慣化のコツは「他の習慣とセット」にすること

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習慣には「実行習慣」と「誘引習慣」というものがあります。

実行習慣と誘引習慣

  • 実行習慣:「やるぞ!」と思ってからやる
  • 誘引習慣:考えなくても体が反射的に動く

ここで目指すのは「誘引習慣」の方です。きっかけを作って、自動的に何かを行うようにします。

 

ピアノ練習を毎日の習慣にする具体的な方法

具体的に言うと、宿題が終わったら次はピアノの練習をする、おやつを食べ終わったらピアノの練習をするというように、毎日、同じきっかけで行動をおこす事が習慣化のポイントです。

 

いやだとか面倒だとかいう気持ちを排除して「おやつを食べ終わったからピアノやるよー。」と『あたりまえ感』を前面に出してママが誘導します。

 

この記事を書いている私は今「ハミガキしながらスクワットする」という新しい習慣付けにチャレンジしているところです( ´艸`)。

 

毎日運動しよう、としてもなかなか続かないのですが、ハミガキとセットにすることで苦も無く続けられています。1回のハミガキで20回、1日3回のハミガキで60回スクワット出来ています。

 

ちょっと話がそれましたが、さいしょに習慣化には65日間つづける必要があるという話をしました。

 

「言うのは簡単だけど、そんな簡単に続けられれば苦労しないよ。」と思うのも当然です。

 

そこで、65日間つづけるためには「メンタル」の部分がとても重要になってきます。

 

3.習慣化させるための大切な考え方と注意点

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物事がつづかない理由は「心理学的ホメオスタシス」

人間は基本的に今までどおりを好み、変化を嫌う生き物です。

 

生命を維持するための本能として「これまで無事に生きてこれたんだから、今までどおりにやれば今後も生きていける。違う事をするな。」と脳が指令を出すからです。

 

これが3日坊主の原因で「心理学的ホメオスタシス」と言います。

 

脳は「自分を死なせない」ために、不安や面倒とかいう感情をつかって、新しいチャレンジを妨害してきます。

 

新しい習慣をつくるためには、この脳の仕組みを理解しておくことがとっても大切です。

 

面倒くさいな、と感じてきたら、「心理学的ホメオスタシスが働いてるな。」ということに気付くことが大切。

 

人間の本能なので子供をしかる必要はなく、「心理学的ホメオスタシスが働いているんだよ。」と説明しましょう。
子供が「へ?」となっても、笑顔でピアノの椅子を引きましょう。

 

習慣化を成功させるためのママの心構え

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ママの心構えとしては「まだ慣れていないから大変だけど、そのうち慣れる。続ければ続けるほど、どんどん楽になる。今日やれば、明日はラクになる。」という気持ちで、毎日淡々と続けることがポイント。

 

子供にもそのような声掛けをします。実際、毎日つづけることで段々と慣れて、本当にラクになってきますから大丈夫です。

 

子供に習慣付けさせるというよりも、ママの習慣にしてしまうイメージですね。

 

習慣化を成功させるために親が注意すること

65日たつまえに実践が途切れてしまうと、その瞬間に習慣は終わってしまいます。

 

そして、実践が途切れるのはどんな時かと言うと、「自己嫌悪」した時なんです。

 

「やっぱり続かないよ。自分はやっぱりダメなんだ。」などと自分を責めてしまうと、習慣が途切れます。

 

「人間なんだから仕方ないよね。だって本能に逆らってるんだからさ。」と、自分にも子供にも寛容になって、出来ない理由よりも、解決する方法を考えましょう。

 

4.習慣化すれば時間の節約になり練習の質もアップする

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この記事を書いている私はゲームが大好きなのですが、ドラクエなどのゲームで、キャラのHPってありますよね。

 

いわゆる体力のことで、これが0になるとゲームオーバーです。

 

人間にあてはめてみると、朝起きた時には体力が100%で、徐々に減っていき、0になると寝ます。

 

ピアノを練習しなさいと何度も言われて、嫌々練習をはじめる子のばあい、ピアノの前に座るまでに、たくさんの体力を消耗してしまい、練習自体に使える体力がもう残っていなかったりします。

 

ピアノの練習を習慣にしてしまえば、ピアノの練習を始めるまでに体力を消耗しないので、練習自体に体力を注ぐことが出来ます。

 

ピアノに向かうまでの時間もかからないので、結果として自由時間も増えますね。

 

これを子供に説明しても「めんどくさい」という気持ちが先行してなかなか理解されないので、スッと練習を始められた時に、「今日はすぐにピアノの練習ができたからゲームする時間がとれるね。」と後から言うようにすると、徐々に分かってもらえるようになります。

 

5.まとめ:ピアノ練習を「毎日の習慣」にする方法

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  1. 65日間続けると習慣になる
  2. 他の習慣とセットにして「誘因習慣」にする
  3. 「心理学的ホメオスタシス」を理解する
  4. 自己嫌悪しないで自分にも子供にも寛容に
  5. 習慣化で時間が節約でき練習の質もアップする

今回は、ピアノの練習を習慣化させる方法について解説しましたが、この方法を使えば、ピアノに限らず、いろんな事を習慣づけることができます。

 

習慣化させるコツが分かると、生活や勉強など、いろんな事に役立ちますし、子供もママも毎日がとてもラクになります。

 

とはいえ、どうしても子供が動かない、やる気が出ない、イライラする!という時もあります。

 

そんな時に子供のモチベーションを爆上げして、ピアノを練習させる方法について、別の記事で詳しく解説しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。