子供のピアノ発表会、じいじ・ばあばに来てもらう機会もありますね。
じいじ・ばあばも、孫の発表会を楽しみにしていると思いますが、初めてのピアノ発表会の場合、注意しておきたい事がいくつかあります。
私は子供のピアノ発表会を10回以上経験していますが、その中で実際にやってしまった失敗や、もっとこうすれば両親に気持ちよく観てもらえたな、と思うことが多々ありました。
そこで今回は、ピアノ発表会にじいじ・ばあばを招く時の注意点あれこれをまとめてみましたよ。
おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の晴れ舞台を楽しみに来てくれているはずですから、ぜひ準備を万端に整えて、楽しいピアノ発表会にしてください!
知っていれば事前に防げる!やってしまいがちな失敗4つ
じいじ・ばあばにとって初めてのピアノ発表会の場合、どうしてもやってしまいがちな失敗が4つあります。
もちろん、じいじばあばに悪気があってやってしまうわけではありませんが、あとから同じ教室の保護者に影でコソコソ言われてしまう、なんてことは避けたいですよね。
前もって伝えておけば、避けられることばかりです。「先生から気を付けるように言われている」「他の父兄から以前クレームが入ったらしい」などと言っておけば、角が立たないですね。
【その1】他の子供の演奏の感想を、その場で言ってしまう
じいじ・ばあばは、テレビを見ているような感覚で、発表会の演奏を見ています。なので、「間違いが多かったね」「前の子の方がうまかったよ」など、口に出して言ってしまいがちです。
しかし!!!演奏している子供の父兄やお友達が、どこに座っているか分かりません。もしかしたら、となりに座っているかもしれません。
いい感想だったとしても、上から目線で批評されているようで、保護者にしてみたらあまり嬉しくないでしょう。ピアノ発表会では、他の子の感想を口に出して言うのは、やめておいてもらうのが無難です。
【その2】プレゼントの袋や、花束の包みがカサカサと音を立てる
おじいちゃん、おばあちゃんは、発表会でがんばった孫に渡すプレゼントや花束を用意してくれていると思います。ありがたいですね。
ですが、このプレゼントが曲者です。なぜなら、花束のフィルムや、プレゼントを入れた袋がカサカサと音をたててしまうからです。
このカサカサ音、ふだんの生活ではそれほど気になりませんが、発表会の会場ではとても気になります。特に、自分の子供番が来て、動画を撮っている時に、近くの人にこのカサカサ音を立てられると・・・。
その時は撮影に集中していて、うしろで母がカサカサやっていることに全然気付かなかったのですが、家に帰って撮影した動画を再生してみたら、大きなカサカサ音がずっと入っていました。せっかくの子供の演奏がだいなしです。
私の場合は、実母が悪気なくやったことなので仕方ない、と諦めました。ですが、もし、知り合いのお子さんが弾いている時にカサカサ音を立ててしまっていたら、そして、それを近くで撮影していたとしたら、後で何を言われるか分かりませんね。
これも、事前にじいじ・ばあばに言っておくことで回避できますから、ぜひ事前に言っておきましょう。当日、もし、カサカサ始めてしまったとしても、一度せつめいしてあれば、肩をトントンとしてあげるくらいで気が付いてくれると思いますよ。
【その3】演奏が終わって戻ってきた子供に、上手だったよーと大声で言ってしまう。
子供は自分の演奏が終わると、客席に戻ってきます。
そこで、戻ってきた孫に「○○ちゃん、上手だったよ!びっくりしちゃった!」などと、大きい声で言ってしまうおじいちゃん、おばあちゃんが時々いらっしゃいます。
もちろん、全く悪気はないのですが、子供が席に着くころには、だいたいもう次の子の演奏が始まっています。次の子の親御さんが、すぐとなりで我が子の演奏を撮影しているかもしれません。じいじ・ばあばに気を付けて欲しいことを、事前に言っておきましょう。
【その4】演奏の途中で席を立ってしまう
演奏の途中で席を立つのはNGです。帰りの新幹線の時間があったり、急にトイレに行きたくなったり、事情はあると思います。
ですが、もしかしたら、そのすぐ後ろに我が子の演奏を撮影している親御さんが座っているかもしれません。撮影しているカメラの前を横切ってしまうことになるかも。
子供の演奏中は席を立たないように、事前にお願いしておきましょう。「分かっているとは思うけど、先生から念を押すように言われている」などと言えば、角が立ちません。
家からピアノ発表会の会場までの往復をどうするか
近くに住んでいる両親ならば心配ありませんが、じいじ・ばあばが遠方から来てくれる場合は交通手段をどうするか、考えておく必要があります。
特に、駅から歩いていけない会場の場合は、タクシーの手配が必要です。駅からは割とカンタンにタクシーが拾えると思います。
ピアノ発表会が終わった後、会場から駅までの帰りのタクシーは自分で手配する必要がありますので、タクシー会社の電話番号を控えておきましょう。事前に会場に電話して、タクシーの状況を確認しておけば安心です。
新幹線の時間などがある場合、ピアノ発表会の途中で出なければならない事もあるかもしれません。こちらも、事前に帰る時間を確認しておきましょう。
発表会の途中でじいじ・ばあばが帰ってしまう場合、子供はじいじ・ばあばに直接、挨拶できるか分からない、という事もひとこと伝えておきましょう。
子供は出演の前後は楽屋裏に行ってしまいますし、演奏の合間に、全員で合唱したり、合奏したりする場合もあります。発表会が終わった後も、集合写真の撮影で30分くらいはかかってしまいます。
「せっかく遠くから来てくれたのに、子供が直接会って話せなかった」なんてことにならないように、事前に時間を確認して、調整しておけばバッチリです。
ピアノ発表会後のお礼とフォロー
ピアノ発表会を見に来てくれた、おじいちゃん・おばあちゃんには、お礼をしておきましょう。
電話や、子供から手紙を出させてもいいですし、加えてDVDや写真を送っても喜ばれますよ。遠くから駆けつけてくれた義父・義母の場合、当日におみやげになるようなものを渡してもいいかもしれません。
もしも、何らかの事情があって、じいじ・ばあばに来てほしくない場合、後で気まずい思いをしないためにも、さらっと事後報告だけはしておいた方がいいかもしれません。
「行きたかったのに!」と言われたら「遠いから大変だと思って」とか、「会場が狭くて人数制限があった」とか、角が立たないようにいいわけしておきましょう。DVDや写真などを渡して見せてあげるのもいいですね。
今回は、ピアノ発表会にじいじ・ばあばを招く時に注意することをまとめてみました。事前に対策しておけば防げることばかりですから、ぜひ、準備万端にととのえて、楽しい発表会にしてくださいね!