大人のピアノ練習【譜読み力をつける方法を解説します】

score010

ピアノの譜読みの効率良い練習方法を知りたい方
「譜読みが苦手で新しい曲に挑戦できない。大人の初心者でも譜読みが早くできるようになる?譜読みの効率よい練習方法を知りたい。」

 

この記事を書いている私は、ピアノ歴40年、2人の子供たちもピアノを習っています。

 

私自身、小学校から中学まで割と長くピアノを習っていましたが、長くやった割に、あまり上手くなりませんでした。

 

でも、当時は上手くならない原因なんて、考えもしませんでした。

 

大人になった今、どうすれば子供たちが嫌がらずに練習するか、どうすれば効率よく短時間で弾けるようになるのか、そんなことを日々考えるようになりました。

 

そして、私が子供のころ上達しなかった原因も分かってきました。その原因の1つがコレ。

 

ピアノを弾くのは好きだけど、まず楽譜を読むのが大変すぎるから、練習する気にならない。

 

新しい曲に入ると、譜読みにすごく時間がかかって大変なので、だんだんと練習がめんどうになってしまうんですよね。

 

逆に、譜読みが苦にならなければ、新しい曲を弾くのが楽しくて、勝手にどんどん上達していきます。10年以上、自分の子供たちの練習をみてきて分かりました。

 

大人の初心者も、全く同じことが言えます。

 

大人になってからでも、正しく練習すれば譜読みは上達します!

 

今回は、譜読みが早くできるようになる練習方法について解説します。

 

ピアノを始めて間もない方や、もう何年か習っているけどなかなか上達しない、という方にも効果絶大です。

 

譜読みの力は、集中して学習すれば、わりと短期間で習得できますぜひともトライしてみてください。

大人のピアノ練習【譜読み力をつける方法を解説します】

score014

かんたんな曲を何曲か弾けるようになってきたら、譜読みの練習をはじめることをおすすめします。

 

ピアノを使ってする練習ではなく、ワークブック(ドリル)を使って練習します。

 

これをやると、驚くほどピアノの上達スピードが上がります。

 

譜読み力が上がると、どんどん新しい曲を弾けるようになり、どんどんテキストが進むからです。

 

まずは右手のドレミファソを覚える

まず最初の目標は、「ト音記号(右手)のドレミファソ」の楽譜の位置を覚えることです。

 

ドから順にレミファソ・・・と辿っていくのではなく、この場所にある音符は「ド」というように、場所で覚えるのがポイント。五線譜に書いたり、フラッシュカードを使ったりして、がんばって覚えてみてください。

 

何となく覚えてきたな、という所で、譜読みのワーク(ドリル)を使って、記憶を定着させていきます。

 

次にワークを使って記憶を定着させる

書店や楽器店、ネットショップなどで、譜読み専用のワーク(ドリル)が売っていますから、これを使います。

 

単純な音符の記憶作業なので、最初はちょっとツラいものがありますが、毎日つづけていると、だんだん覚えてきます。

tetteifuyomi001
『書いて覚える徹底!!譜読』の中身はこんな感じ
「書いて覚える徹底!!譜読」というワークが、とてもいいです。(※同じシリーズで「導入編」と「2」というのもありますが、内容は同じで、字の大きさが違うだけです。オレンジの表紙の「書いて覚える徹底!!譜読」が大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいいサイズだと思います。)

書き込み式になっていますが、何度も繰り返し使いますので、別のノートなどに答えを書くようにしてください。

 

集中的に譜読みの練習すると、音符を短い期間でおぼえることが可能です。

 

一応、1日3ページやるようになってますが、最初のうちは時間がかかるので、1行でも、2行でも、大丈夫。慣れてきたら増やしていきましょう。

 

うちでは、枕元に置いておいて、寝る前にやっていました。毎日やる、と決めてしまうと負担になって続きませんから、気軽にやってみてください。

簡単な曲をたくさん弾いて譜読みに慣れる

1オクターブだけでも楽譜の音符の位置を覚えてしまうと、ずいぶん譜読みがラクになってくるはずです。

 

そこで、今度は、簡単な曲をたくさん弾いて、覚えたことを頭に定着させましょう。

 

自分が弾けるレベルよりも、ちょっとカンタンな楽譜を選ぶのがコツです。

 

何曲も弾いているうちに、スラスラと譜読みができるようになっている事に気付くはずですよ。

 

譜読みのちからを持続させるために

score011

譜読みが遅くなってきた感じたら、ワークを復習

譜読みのワークを集中してやると、譜読みが本当に早くなります。ただ、譜読みの練習をやめると、だんだん忘れてしまうんですよね。

 

「譜読みが遅くなってきたな」と思ったら、ワークを復習するとまた早くなります。それをくり返しているうちに、だんだんと定着していきますよ。

 

音とリズムは別で考える

楽譜を読んで曲をひくには、音の高低だけではなくて、リズムの理解も必要です。

 

曲が難しくなってくるにつれて、音符に符点が付いたり、8分の6拍子など分かりにくい拍子が出てきたり。複雑なリズムがたくさん出てきます。リズムについては、また別の記事でお話したいと思います。

関連記事

ピアノの楽譜で『リズム』がよく分からない方 「音階は分かってきたけどリズムがよく分からない、音をどれだけ伸ばしたらいいのか分からない、リズムの基礎が知りたい」 こういった疑問を持つ方に、おすすめの本を紹介します。 大人のピアノ独学[…]

deco002

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。