普通のバイエルと子供のバイエルの違い、バイエル終了までの期間、などについて説明した記事です。
ピアノを始めたばかりの子供が、最初に手にする教材のひとつ「バイエル」。
今回は、ピアノ教室で、先生にバイエルを渡されてから、一体どの位でバイエルを卒業できるのか、進度のめやすについて、書いていきます。
バイエル、子供のバイエル、赤バイエル、黄バイエル、など、いろんな呼び方がありますが、いろんなバイエルの違いも説明していきます。
バイエルと子供のバイエルって、違うの?
結論から言うと、はっきり言って、一緒です(;'∀')
厳密にいえば、子供のバイエルは、子供にも見やすいように、楽譜が大きく印刷されている、という点が普通のバイエルと違います。
赤バイエル(上巻)と黄バイエル(下巻)終了までの期間
子供のバイエルは、上下巻に分かれています。
下巻は、黄色い表紙。通称「黄バイエル」
子供のバイエル上巻(赤バイエル)
上巻の赤バイエルの方は、ピアノをはじめたばかりの子向けの内容で、片手からはじまります。全部で43曲。
1回のレッスンで1曲合格したとして、約1年で1冊終わる計算です。
ただ、途中で発表会が入ったり、終わりの方は難しくなってきて1回のレッスンで1曲合格のペースはキビしくなってくるかもしれませんね。
子供のバイエル下巻(黄バイエル)
下巻の黄バイエルは全部で63曲。毎回のレッスンで1曲合格したとしても、1年以上かかります。
ただ、黄バイエルは、後半に入るとかなり難しくなってきます。
毎回1曲合格、のペースはかなりキビしいです(;'∀')
ただ、先生によってどの程度で合格にしてくれるのか基準がちがったり、途中で曲を飛ばす先生もいるので、個人差が大きいです。
バイエル、早く終わらせた方がいい、とは限らない
時々、バイエル1年で終わらせた!とか、早く終わらせた方のカキコミを見掛けます。
1年は信じられないほど早いですが、大人になってから、保育士の免許を取るために、などの目的があって必死でがんばれば可能かもしれないです。
でも、普通に習い事としてピアノを弾いている子供なら、絶対にもっとかかるハズ。
譜読みが自分で出来るようになることが大切
バイエルを習う時期って、テクニックよりも譜読みが難しかったりします。
ですが、時間がかかっても、自分で譜読みをさせていれば、その後、ブルグミュラーに進んでも自分で譜読みをして、自分で練習ができるようになっています。
他のお子さんの進度はとっても気になりますが、ここは心を鬼にして、ゆっくりでも確実に基礎を身に付けてくのが得策です。
その後グングンスピードアップして、あっさり抜かして行くことになりますよ。
「練習しなさい」と言わなくても、子供が「自分から毎日練習する習慣」を身に付ける方法を知りたい方 「毎日『ピアノの練習しなさい』と言いたくない。子供がピアノの前に座るまでに時間がかかる。どうすれば毎日の習慣になるの?」 […]
最後までお読みいただきありがとうございました。