記事を書こうと思ってキーワードを入れて検索してみたら、
すばらしい記事がたくさん出てきて、
勝てる気が全くしなくて、
モチベーションが下がりまくって、
1本も記事を書かずに撤退してしまいそうだ、という方に。
結論から言うと、
検索上位の記事を読んでも、やる気をなくさずに記事を書き続ける方法は、「自分の立ち位置を見極めておくこと」です。
さらに、オリジナリティあふれる記事を書くコツは2つ。
「手札の組み合わせ」と、「自分の頭でしっかり考えること」です。
ブログが書けない!検索上位の記事を読んでもやる気をなくさない方法
まず、私が長い間続けていた、モーニングルーティンを紹介します。
(1)そうだ、記事を書こう!と奮起
(2)キーワードを決めて、いざ検索
(3)上位の記事がすばらしすぎて、やる気をなくす
(4)別のキーワードにしよう、とポジティブに考える
(5)2に戻って無限ループ。
これ、私だけですか。
まるで自分のシッポを追いかけるワンちゃんです。
いわゆる「いつまでたっても記事を書き始められない問題」です。
ライティングの本やブログに助けを求めると
「上位の記事に勝てないようなクズ記事なら、初めから書くな」とか怒られます。
どうすればいいのでしょう。
私のように困っている方はいませんか。
最近、ほんのちょっと考え方を変えるだけで、なんとか記事を書き始められることに気付いたので、その方法を書いてみることにしました。
本当に自己流のやり方ですが、初心者なりのやり方で、突破できます。
モチベーションを下げずにブログ記事を書く考え方
ライターさんのグループ分け
いきなりグループ分けって、なんのこっちゃですけど、世の中のライターさん達を、勝手にグループに分けます。
クラスの生徒たちの班を「勝手に決めてしまう担任の先生」になったつもりで分けます。
今回は、ブログの記事を書く人たち全員が、グループ分けの対象です。
ニュース記事を書く人グループ、
スポーツ記事を書く人グループ、
映画評論の記事を書く人グループなど。
自分はどんなグループに所属するのか考えてみてください。
つぎに、自分が所属するグループの中で「自分の立ち位置」を考えます。
自分の立ち位置の確認。自分に出来ることは何だろう?
同じグループに所属するメンバーは「ライバル」ではなくて「仲間」と考えるのがポイントです。
仲間なので、自分は、自分に出来ることをして、グループに貢献します。
「自分の立ち位置」をしっかり把握していると、モチベーションに関係なく記事が書けます。
自分は、どんな貢献が出来ますか。
検索上位のメンバーさんが、そのカテゴリ全般について書いていたら、
「まとめは任せたぜ。オイラはこのポイントについてよく知ってるから、詳しく書くぜい。任せてくれい。」と考えます。
「お前さんはそう思うのかい。それじゃオイラは違う視点から書いてみるぜい。」
「オイラは、これとこれが得意だから、組み合わせて書いてみるぜい、らっしゃい。」
山賊なのかスギちゃんなのかブタゴリラのパパなのか分かりませんが、勝手に「検索上位のエースのみなさんの仲間」になってしまいましょう。
仲間なので、勝たなくてもいいんです。
単なる役割分担です。
自分が書けることを、自分の立場で、自分の体験を、自分の考えを、書けばいいだけです。
「総合的に見てナンバーワン記事」じゃなくて、「このポイントに関してはナンバーワン記事」を目指します。
さらに言えば、ナンバーワンにならなくてもいい、自分の体験や自分の考えを盛り込めば、もともと特別なオンリーワンです。
パクってますが。
具体的なオリジナル記事の書き方
「自分の立ち位置」とか言われても分からない。「もともと特別なオンリーワン」とか、パクっているだけじゃないか。
という方もいると思うので、具体的なオリジナル記事の書き方について、少しお話しさせてください。
1.自分の手札を確認
まず、自分が好きな分野、得意な分野、詳しい分野を確認しておきます。
頭の中で思い浮かべるだけではなくて、実際に書いてみると分かりやすいです。
アニメ、投資信託、スポーツ、歴史、掃除、コミュ力、とか何でもいいんです。
これらを「自分の手札」と考えます。
孫子の兵法の有名な一節に
「彼を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」という言葉があります。
有名すぎて聞き飽きてるレベルかもしれないですけど「己を知る」ってすごく有効です。
「敵を知る」よりも「己を知る」ことの方が、はるかに難しいと思うのですけど、自分の得意分野を把握しておくだけで、ずいぶん戦いやすくなります。
「自分の得意分野の把握」に関しては『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本がとてもおススメです。
2.手札を組み合わせる
つぎに、書こうとしている記事の内容と、自分の手札を組み合わせてみます。
総当たり的に組み合わせてみると、おもしろい組み合わせができたりします。
自分の体験や知識を混ぜ込んで書いていけば、超オリジナルで、超特別なオンリーワン記事の出来上がり。
世の中、新しいことなんてもう出尽くしちゃってる感がありますが、「新しい組み合わせの発見」は無限大です。
ちなみにこの記事は、以下の3つの手札を組み合わせて書います。
(1)なかなか記事を書き始められなかった経験
(2)関連する本を大量に読んだ知識
(3)自分が好きな分野「孫子の兵法」
3.体験をふまえて自分の考えを持つ
組み合わせと実体験だけでもオリジナルな記事になりますが、そこからさらに考え抜いて「本質を突いた自分の意見」を入れることで、芯のある記事に仕上がります。
本質とか、なかなかすぐには思い付かないですが「自分が提供できる価値ってなんだろう」って、常に考えていると、だんだん見えてきたりします。
【まとめ】みんな自分の記事をどんどん書いていいと思う
これまでに、ブログ・ライティング・アフィリエイトなどに関する本を50冊以上読んで、
有名ブロガーさんやアフィリエイターさんの教材も買ったりしてきました。
たくさん読んで感じたことは、「検索上位の記事に勝てる記事を書けないなら、書く意味はない」みたいなことを書いてある記事や本が多い、という事です。
でも、そんなこと言われたら、初心者は記事1本も書けずに終わりますよ。始めたばっかりなのに、いきなり1位に勝て!なんて言われても、ねえ。
キーワードを決めて、検索して「ダメだ、次」の繰り返しで、自信喪失して、1記事も書けずに撤退です。
こういう私も、他の方が書いた記事を読んで自信喪失して絶望する、なんて、毎日のことです。
ですが、自分もチームの一員だと考えることで、モチベーションを復活させて、何とか書けています。
その方法をもう一度まとめると、こうなります。
敵じゃなくて仲間だと考えると、「グループのエースがすごいから自分の出る幕はない」ではなくて、「役割分担として自分が出来ることをして貢献しよう」という気になります。
また、仲間に対して負の感情はなく、かわりにポジティブなやる気がわいてきます。
感謝、尊敬、貢献、などの気持ちを持って書けるので、書いた記事もポジティブな雰囲気になります。
同じことが得意なグループとはいえ、それぞれ違う人生を歩んできたのだから、社会に提供できる価値は、それぞれ違うはずです。
これまで学んできたこと、感じてきたことを提供していけば、自分だけのオリジナル記事になる。全員ちがう人生を歩んでいる時点で、すでに全員が個性的なオリジナルです。
言いたい事の本質は同じでも、自分の体験を語れば、全く同じ記事にはならないから大丈夫。
他人を利用したり、騙したり、自分だけが得をしようとして書く記事は、間違いなくゴミになります。
でも、同じような事を他の人がもう既に書いているから、あなたは書いちゃあダメだ、なんてことは絶対にない。みんなが主張していいし、どんどん書いていいと思います。
自信を持って、堂々と、自分だけの記事を書いて書いて書きまくりましょう!
書いているうちに、自分なりの文体も出来てきて、検索上位が射程圏内に入ってくるはずです。多分。いや、保証はできないけれども。もごもご。んーがっんっんっ。
とにかく、1記事も書かずに検索一位は取れません。「千里の道も一歩から」。何も書かずに撤退なんてもったいない事しないでね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。