今、まさに眠れなくてこのページを開いてくださった方、ありがとうございます。
不安なまま、布団の中でじっとしていても、きっといつまでも眠れないので、一旦ふとんから出て、紙とえんぴつを用意してください。
何が不安なのか、ハッキリさせれば、安心して眠れるので大丈夫です。
夜になると不安で眠れない。不安の正体を明らかにして今すぐ熟睡する方法
夜、ふとんに入ると、急に不安がのしかかってきます。
眠いのに、心配事が、次から次へと頭にうかんで、ちっとも眠れない。毎晩つづいて、ナイトルーティンみたいになっていました。
「不安な夜の解消方法」を簡単にまとめると、こんな感じです。
1.心配なことを、紙に全部書き出す
2.心配ごとを解決するために、何をすればいいか、考える
3.2で考えた行動を実行する(主に昼間)
すごく自己流なんですが、ちゃんとやると、安心して眠れます。
すぐに出来て、お金もかかりません。くわしく説明します。
不安の正体を具体的に明らかにする
紙とえんぴつは用意できましたか。
まずは、不安な事を全部、箇条書きで書いてみます。ハッキリ言って、これだけでも、すごく効果があります。
思いつくままに、どんどん書きますよ。
「漠然とした不安」
「なんだか分からないけど不安」
「将来、不幸にならないか、破滅しないか不安」
人間は「分からないこと」を恐れます。
なので、自分の不安を、もっと具体的に書きます。
「お金が足りるか心配」
「病気が心配」
「ひとりぼっちが怖い」
「具体的」がポイント。全部吐き出します。
自分が何を不安に感じているか、分かりましたか。
不安の正体が判明して眠気が襲ってきた方、よかったです。今日はベッドに入って、つづきはまた明日。
余計に目が覚めちゃったじゃないか!という方、申し訳ないです。もうちょっとお付き合いください。
次に、「不安を解消する方法」を考えます。
不安を解消するためにはどうすればいいか考える
不安を箇条書きで書いたので、不安の正体はハッキリしました。
「不安の正体」が分かれば、対策が立てられます。
不安な事が、どうすれば解決するのか、自分に出来ることを考えて、書きます。すぐに行動できるように「具体的に」書きます。
お金が足りるか心配な場合
- 収入を増やす方法を考える(バイト、副業、転職など)
- 家計を見直す(家賃、交際費など)
- 節約する方法を調べる
- 積み立て、投資信託などを検討する
- 今後いくら必要か具体的な数字を出す
解決に向けて行動すれば、不安な事は、解決に向かいます。
逆に言えば、不安をなくす行動でしか、不安は消せません。
明日から、考えた解決策に従って行動すれば、不安事はすこしづつ解決していくはずです。
解決方法が分かって眠気が襲ってきた方、よかったです。今日はベッドに入って、つづきはまた明日。
まだ眠れない方、今考えた行動をすぐに実行に移してみます。昼間じゃないと動けないことなら、準備など、出来ることをします。
もうすこし詳しく説明させてください。
不安を解消するための行動をとれば眠れるようになる
不安を解消するための行動に時間と労力を使う
昼間、十分に不安を解消するための行動をしていれば、夜はわりと安心して眠れます。ちょっとづつ前進している、改善している、と思えるからです。
なので、日中は、「心配事を解消する行動」を意識して動きます。
箇条書きに書いた、心配事リスト。
それから、心配事を解決する方法リスト。
これらのリストをもとに、もっといい解決方法はないか、いつも意識して、不安を解消するための行動に、時間と労力を使います。
心配してもムダなら、心配するのをやめる
ところで、おばけとか宇宙人とか、怖いと思いますか?
おばけとか、宇宙人とかって、いるのかいないのか、仲間なのか敵なのか、分からないから怖いんだと思います。
「分からないこと」が、不安や恐怖の正体です。
もし、「おばけの正体」がはっきりと解明されたら、怖くなくなると思いませんか。なぜなら、正体が分かれば、対策ができるからです。
ただの自然現象なら怖がることはないし、人間の怨念だと分かれば、アプリや対策グッズが開発されるでしょう。「死後」についての研究も進むはずです。
一方で、「心配してもムダなこと」があります。
「自分の力では、対策ができないこと」です。
たとえば、「宇宙人が襲ってきて地球が滅亡したらどうしよう」と心配したところで、どうにもなりません。
地球が滅亡するなら、間違いなく全員死亡ですから。
自分の力でどうにもならないことは、諦めて、考えないのが一番です。一生懸命に心配したところで、何も出来ることがないなら、それはムダな行動です。
身近な例で言えば、体のことで心配事があるなら、解決策は「病院へ行くこと」です。
でも、病院へ行った後、
検査の結果が出るまでの間にどれだけ心配しても、検査結果は変わらないので、その心配はムダな行動です。
検査結果を心配するのはやめて、自分に出来ることをするのが正解です。
入院になる可能性があるなら、
入院に備えて準備しておくとか、名医を探すとか、民間療法を探すとか、家族と相談しておくとか。自分に出来ることをすれば、大丈夫です。
癒しグッズや趣味はイマイチ、でも運動は効果的
不安や心配事が原因で眠れないばあいは、癒しグッズなどはあまり効果がありませんでした。
夜中にベッドから起き出して、アロマキャンドルを焚いてみたり、乙女ゲームでイケボを聞いてみたり、テレビで気を紛らわそうとしたり、ラノベを読んだり。
半身浴や、ハーブティーなども、いろいろ試しましたが、一時的には気が紛れるけど、効果はあまり感じませんでした。
ただし、運動はとても効果がありました。
夜中にエクササイズDVD見ながら運動とか、かなり怪しい感じでしたけども。血行が良くなるんでしょうかね。体を動かすのは面倒くさいんですけど、運動後はスッキリします。
とくに健康面に不安がある場合、
「体にいいこと、してやった」
と、不安が解消される行動につながるので、より効果的でした。
それでも眠れない時は
これだけの事をやっても、夜になると、不安な気持ちが押し寄せてきます。
でも「自分は最善を尽くしている」のだから、大丈夫です。
「ああ、いつもの不安がやってきた、いらっしゃいませ」と受け入れて、流してしまえばいいんです。
夜、暗くなると不安になるのは当たり前のことで、いつものようにお客さんが来ただけです。
そして、今、自分にできる最善の行動は「眠って、明日また不安を解消するための行動をすること」だと考えて、目をつぶって、頭の中をからっぽにする努力をします。
もし、「ぜんぜん良くならない」「何かおかしい」「いつもと違う」と感じたら、かならず早めに医療機関を受診してください。
その場合は、「受診」が「不安を解消するための方法」です。明日、行きましょう。
眠れなくても「盾の勇者」の100倍マシだと思い込む
「盾の勇者の成り上がり」ってアニメ、見た事ありますか。
もともとはラノベですので、活字でも読めます。私は、アマゾンプライムでまとめて見ました。
このアニメ、主人公がこれでもかという位に堕とされるんです。もう堕ちて堕ちてこれ以上はムリという所からさらに堕とされる。
参った!
ぎゃふん!
ぎゃふーーーん!
ぎゃふーーーんって言っとるやないか!
と、口走ってしまうくらいの落ちっぷりです。
この主人公を見ていると、これに比べれば、自分なんかいい方でしょ、と思えてきます。
映画「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」でもそんな場面がありました。
主人公のブリジットが、東南アジアで、女囚人たちに「自分の彼氏は働かなかった」「薬物中毒だった」などと聞かされ、「あなたの彼氏は?」と聞かれて、
「彼が、脱いだパンツをきれいにたたむ」
という自分の悩みが、いかにくだらないか、実感するシーンです。
上には上がいることが分かると、相対的に自分はマシだ、と思えます。
「盾の勇者の成り上がり」や「ブリジット・ジョーンズの日記」はフィクションですけども、実話でもっとハードなやつもありますよね。
私は、実話だと刺さりすぎて逆にダメージを受けるので、軽いノンフィクションで笑いに昇華したいタイプなんですが、「これに比べれば、ねぇ」と思える作品を見るのも、不安を解消する1つの方法としてアリです。
そろそろ、眠くなってきたでしょうか。
「ブリジット・ジョーンズの日記」が見たくなってきちゃいましたか。
眠れなくて不安な夜を過ごしている人は大勢います。自分ひとりだけじゃないので、どうか安心してください。
この記事を読んで、
少しでも心が軽くなったと思ってもらえたら、とても嬉しいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。