簿記3級が分からないと思ったら読もう!マンガと本3冊

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簿記3級が難しくて困っている人に、読みやすくておもしろい、簿記のマンガと本を3冊紹介します。

 

「簿記3級を独学で勉強しているけど、テキストだけでは分からない」という時は、ストーリー性のある本やマンガを読むと、突破口が開けたりします。

 

ストーリーやキャラクターが魅力的だと、楽しんで簿記を勉強できるし、知識が頭に残りやすいからです。

 

歴史も、マンガや大河ドラマを見た方が、教科書よりおもしろくて記憶に残るじゃないですか。

 

私の中では秦の始皇帝は映画「キングダム」の吉沢亮くんのイメージになっているし、「真田丸」真田幸村は、堺雅人の顔になってますよ。(違う!って人もいると思いますが、ご勘弁を。)

 

今回、紹介する3冊は、勉強に疲れたときに、息抜きに読んでもおもしろいマンガと本です。

 

余裕で楽しく行きましょう。

 

※この記事を書く私は、2020年2月に簿記3級を受けました。初心者で独学だったので、試算表のあたりから分からなくなって、とても苦労しました。(結果的にはなんとか合格できました。)

 

簿記3級が分からないと思ったら読もう!マンガと本3冊

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「女騎士、経理になる。」異世界×簿記コラボ漫画

表紙は、手に取るにはちょっと抵抗がありますかね。ナイスバディにコスプレ的な姿のおねえさんが2人。

 

でも、中身はしっかりした経理のお話になっています。

 

ストーリーもちゃんと面白いので、楽しく読めます。「鬼滅の刃」や「名探偵コナン」みたいに面白いかというと、そこは比べないでほしいですけど、普通におもしろいです。

 

ドラマ「これは経費で落ちません!」なんかは、実際、経理の話はそれほど出てきませんが、「女騎士、経理になる。」は、ちゃんと会計・簿記がメインのお話になっています。

 

これ1冊読んだだけで簿記3級に受かりはしませんが、私の場合は、「こういう所でこんな風に使うんだ」という具体的なイメージが掴めるようになりました。

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たとえば、このシーンでは、「貸倒引当金」が話題に出てきます。

 

決算整理で「売掛金や受取手形が回収できなかった時に備えて貸倒引当金を設定する」と簿記3級のテキストで習うじゃないですか。

 

女騎士は、銀行の利益率が異常に多いことから、貸した金の回収ができていなくて、貸倒損失の処理をせずに放置していることを言い当てます。

 

利益率が高いって、いいことかと思っちゃいますけど、簿記目線で見るとそうじゃない事が分かるんですね。

 

テキストで「貸倒引当金」について読んだだけでは、ここまで理解できなかったですけど、ちゃんと理解すれば、こんなことが分かっちゃうんですね。びっくりです。

 

このように、簿記の知識を実践でどう生かすのかが具体的に書かれているので、簿記が「ただの作業」ではなく「使うための知識」として、分かるようになると思います。

 

楽天koboの無料立ち読みで、わりとたくさん読めます。

 

「簿記がわかってしまう魔法の書」子どもでも簿記を理解できる本

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子ども向け、しかも、低学年向けの物語?と思ってしまう冒頭部分。

 

子どもが読んでも簿記を理解できる本です。かんたんな言葉で、分かりやすく書いてあります。

 

字は大きいですけど、わりとボリュームたっぷりの本です。

 

ストーリーはどんなかと言うと、魔法使いが、男の子に魔法の豆をくれるんですよ。

 

魔法の豆はお金にたとえているんですけど、その豆を、借りたり返したり、使ったりすることで、簿記を解説している本です。

 

魔法使いの設定はありきたりかもしれないですけど、この本のよいところは「入門書にもかかわらず、試算表などの説明がちゃんとされている所」です。

 

「マンガで分かりやすい入門書」みたいなコンセプトの本は、たくさんあるじゃないですか。

 

でも、ほとんどの入門書は「仕訳の説明」ばっかりで「試算表や精算表の説明」がすごく少ないです。1~2ページでおわり、とか。

 

簿記3級で難しい所は「仕訳が終わって、試算表や精算表や貸借対照表に入るところ」なんです。

 

わたしは試算表の学習に入ったとたん、ガッツリ行き詰りました。

 

「分かりやすく解説してほしいのは、仕訳の後じゃ!」

 

この本は、そんなニーズにこたえた、数少ない本かな、と思います。

 

分かりにくいところにページ数をたくさん割いて、説明してくれています。

 

「簿記がわかってしまう魔法の書」は、アマゾンの無料試し読みで結構たくさん読めます。

 

「会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ-500年の物語」

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「簿記3級の受験のための本」ではないです。「楽しい読みもの」扱いです。

 

学生の時、すごく面白い授業をする先生がいました。

 

無駄話が多いようで、でも最終的には理解できるし記憶にも残る、みたいな。

 

そんな感じの本です。

 

会計や簿記にくわしくなれたり、身近に感じられたり、深く理解できるようになります。

 

「簿記3級、難しすぎ。試験どうしよう。」とアセっている人にこそ読んでほしいです。

 

「このたびは会計の歴史ツアーへのご参加、誠にありがとうございます。」なんていう書き出しで始まります。

 

「はじめに」からして、このワクワク感。漫談口調なんですかね。

 

最初は、ふつうに歴史の話みたいに始まります。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチのお父さんが「ひとでなし」だった、という所からです。

 

その後、宗教や貿易などいろんな要因がからみあって、銀行や簿記が登場。

 

簿記で最初に習う「負債・資本・資産」についての話も出てきます。

 

最初は、世界史に興味がない人には、あんまり面白くないかもしれないですが、だんだん面白くなってきます。

 

たとえば、ビートルズの曲の権利を、ジョンとポールがなかなか取り戻せなかった件。

 

ジョン・レノンとポールマッカートニーが、若いころに「曲の権利を会社に譲渡する」という契約書にサインをしてしまったことは有名ですよね。

 

ジョンとポールがその権利を何年も買い戻せずにいるうちに、今度はマイケルジャクソンに権利を買い取られてしまいます。

 

その事件のお金の流れについて、簿記をからめて、深く掘り下げて説明されています。

 

歴史はちょっと、という方も、食わず嫌いはもったいないかもです。

 

アマゾンのKindleでは、無料サンプルで、第1章15 世紀イタリア「銀行革命」を試し読みできます。

 

わりとたくさん読めるので、よかったらお試しください。

 

キンドルで「1clickで今すぐ買う」ボタンを押すと購入しちゃうので、気をつけてください。

 

「無料サンプルを送信」の方ですよ。

【まとめ】簿記3級はなぜ難しいと感じるのか

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簿記がなぜ難しいかというと、「実際に簿記の知識を使っている場面を、具体的に想像できないから。」というのが理由のひとつにあると思うんです。

 

私はそうでした。

 

帳簿だけ見ていても、ぜんぜん実用のイメージがわかないじゃないですか。食べたことがないごちそうの絵を見ても味は想像できない、みたいな。

 

たとえば、掛けで売り上げた時の仕訳。

(売掛金)100 (売上)100

仕訳だとこれだけですけど、じっさいに売れた商品は、商品開発チームが何年もかけた商品だったとか、営業さんがお客さんを口説き落としてやっと売れた商品だったとか、そんなストーリーがあるはずです。

 

今回紹介した3冊は、そんなストーリー性のある本とマンガです。

 

「検定試験が近いのに、マンガを読んでいる余裕はない。時間の無駄だ。」という人もいるかもしれないです。

 

たしかに、マンガや本を読む時間は余分にかかりますが、簿記の理解が深まれば、その後の学習ははかどるので、結果的に効率はよいんじゃないかと思います。

 

急がばまわれ、ってことわざもありますしね。よかったら読んでみてください。

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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。