イライラは、紙とえんぴつさえあれば、今すぐに解消できます。イライラすることを紙に書き出すだけです。お金もかかりません。
イライラして眠れない!今すぐ5分で解消できる方法
イライラしたまま布団の中にもぐっていても、イライラはつのるばかり。イライラを抑えるには、一度起きて、紙とえんぴつを用意してください。
イライラを解消する具体的なやり方
やり方は、カンタンです。
イライラすることを紙に書く。
これだけ。イライラする相手がいるなら、呪いの手紙を突き付けてやるつもりで書きます。殴り書きでいいんです。むしろ、殴り書きしましょう。
イライラをぶちまけるように、書き殴ってやります。えんぴつを紙にぶっ刺してぐちゃぐちゃにしても可。おりゃ、おりゃ、うおりゃりゃりゃりゃー!思い付いたことを、どんどん書きます。
なぜ紙に書くとイライラが解消されるか
書けましたか。ちょっとはイライラが落ち着いて、スッキリしましたか。
「ぜんぜんスッキリしねぇ、ふざけやがって」という方、申し訳なかったです。この方法が合ってなかったんだと思います。本当にごめんなさい。このページはそっと閉じてください。
「ちょっとスッキリしたかも」という方、よかったです。眠れそうなら、ふとんに入って、つづきはまた明日読んでみてください。
また、紙に書いたことで、どうして自分がイライラしていたのか、何にイライラしていたのか、分かったんじゃないでしょうか。分からなくてパニック状態だったのが、状態を認識したらパニックが収まった、みたいな。
パターンが分かってくると自分をコントロールできる
1日に何度もイライラしたり、何日かおきにイライラしたり、個人差が大きいと思います。そこで、イライラする度に紙に書くようにすると、だんだん自分のパターンが分かってきます。
- どのくらいの頻度でイライラするか
- どんな時にイライラするか
- イライラの内容はどんなことか
自分のパターンを把握しておくと、イライラした自分をコントロール出来るようになります。最初は殴り書きだったのが、書いているうちに、だんだん冷静に自分を受け止めるようになります。
イライラするのは止められないが、イライラしている自分はコントロールできる、という意味です。
イライラの原因を根本からなくす
自分のイライラの原因が分かったら、イライラの原因を根本からなくす方法を考えます。
癒しグッズの効果はその場しのぎ
私の場合は、ハーブティーや半身浴などの癒しグッズは、一時的には気が紛れるものの、効果は続きませんでした。
運動は、一時的には効果がありました。体を動かすのは面倒くさいんですけど、運動後は一時的にスッキリします。
呼吸法もわりとよかったです。3秒吸って、3秒止めて、長く吐く、みたいな。即効性はありますが、その場しのぎです。
一時的に発散しても、イライラは繰り返します。イライラの原因そのものを解消しないとダメです。
イライラの原因は「自分の不甲斐なさ」
なんでイライラするんでしょう。
さっき書いた紙を見てみてください。
- あいつがムカつく
- あいつが部屋を散らかす
- あいつがマウンティングしてくる
- あいつのせいでうまくいかない
あいつあいつ言いすぎて、あいつの意味が分からなくなってきました。ゲシュタルト崩壊というやつでしょうか。全部あいつのせいです。
では、どうすればイライラせずに済んだでしょう。
- あいつがムカつく
→相手にしない - あいつが部屋を散らかす
→あらあら困ったちゃんね、とあしらう - あいつがマウンティングしてくる
→相手にしない - あいつが邪魔してくる
→あらあら困ったちゃんね、とあしらう
余裕をもって、うまく対処できれば、イライラを回避できそうです。でもその余裕が持てない。
言い換えれば、「あいつにイライラしている」のではなく、「余裕の持てない自分の不甲斐なさ」にイライラしているのかもしれません。
ここで朗報です。
「あいつの行動」は変えられませんが、「自分の行動」はコントロールできます。
自分の感情は操作できないが、行動は操作できる
「あいつの行動」は制御不能です。
同時に「じぶんの気持ち」も制御不能です。
イライラしちゃうんだから、しょうがないです。あいつがムカつくんだから、しょうがない。
「じぶんの気持ち」は仕方ないにしても、その後、どう行動するかは自分の意志で決められます。
結論から言うと、イライラを解消するには「面倒くさいけど、やれば自分のランクが上がること」をするのが一番いい。「余裕の持てない不甲斐ない自分」を鍛える修行の旅に出ましょう。
すると、なんということでしょう。イライラは消えて、かわりに、達成感、自己肯定感、満足感、などが沸き上がってくるではありませんか。
努力って面倒くさいし、大変だし、できればしたくない、なまけたい、と思うものですが、やってみると意外と気分がいいものです。エムってわけじゃないんですけど、「頑張ってる自分、えらい」みたいな。
逆に、ストレス解消と称して、好きなことをして、ずっとダラダラしていると、だんだん気分が落ち込んできます。気分転換にやるのはいいんですけども、ずっとやるのは逆効果みたいです。自分にも「アメとムチ」が必要ですね。
自分の幸せにつながらない事はしない
- 「ムカつくあいつに仕返しをしたい」
- 「目にもの見せてやらないと気が済まない」
こんな気持ち、誰にでもありますよ。
報復の道を選ぶのもまた自由です。
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」って本がベストセラーになってました。私、読んでないんですが、タイトルだけで、だよねー、それなー、って思いました。
気持ちが自分に向いていると、周りの事ってあんまり気にならないんですけど、そうじゃないと、まわりばっかり気になります。イライラする時こそ、自分を高めるチャンスと思って、自分磨きに精を出してみてはどうでしょう。
イライラしたら「そうだ、努力しよう」。そうだ、京都へ行こう、的なノリで、どうでしょうか。
もし、「ぜんぜん良くならない」「何かおかしい」「いつもと違う」「体に異変がある」などと感じたら、かならず早めに医療機関を受診してください。自分の力ではどうにもならない病気が隠れている場合もあります。明日、行きましょう。
この記事を読んで、少しでも心が軽くなったと思ってもらえたら、とても嬉しいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。