市場拡大の勢いがとまらないオーディオブック。2024年には、なんと260億円規模になると言われています。
でもやっぱり昔ながらの読書も、根強い人気があることに変わりありません。
オーディオブックにも、読書(紙の本)にも、長所と短所があるので、うまく使い分けることができれば効率よく知識を取り込むことができますよね。
そこで今回は、オーディオブックと読書を比較し、どんな使い方がベストなのか、考察していきたいと思います。
【オーディオブックと読書を比較】長所と短所を徹底分析
オーディオブックと読書を、6つの項目に分けて比較してみました。
1つずつ詳しく説明させてください。
読書 | オーディオブック | |
価格 | ★★★ | ★★☆ |
理解度 | ★★★ | ★★★ |
難易度 | ★★☆ | ★★★ |
時間 | ★★☆ | ★★★ |
扱いやすさ | ★★☆ | ★★☆ |
品揃え | ★★★ | ★★☆ |
価格
出版されてから年数が経っている本は、紙の本の方が有利。図書館で借りたり、中古で安く買ったりすることができるからです。
一方、新しめの本は、オーディオブックが安くて便利です(ホモデウス、ライフスパン等)。
例えばAmazonオーディブルの場合なら、1ヶ月に1冊どれでも1,500円。月額会員になって2ヶ月目からは1冊1,200円(コイン3枚で3,600円)で追加購入も可能。オーディブルのシステムについては別記事に書きました。
2022年2月追記 2022年1月27日、コイン制は廃止され、オーディブルが聴き放題になりました! 詳しくは別の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。 [sitecard subtit[…]
また、audiobook.jpには月額880円で聴き放題のプランがあり、聴き放題対象の中に読みたい本がたくさんある方はかなりおトクです。
理解度
これは著者の主観になりますが、オーディオブックの方が本の内容が記憶に残りやすいです。
オーディオブックは「読んだ気がしない」という感想を見掛けますが、実際に本が手元になく、ページをめくったりしないから実感がない、ということでしょうか。読了ページが増えていき、残りのページ数が減っていく、という物理的な達成感はオーディオブックにはないですね。
難易度
紙の本の場合、難しい内容なら読むのは遅くなるし、かんたんな内容ならサクサク読めますよね。つまり、読書は読者の実力とモチベーション次第ということです。
オーディオブックの場合は、勝手に進行していきます。「あまり知識がない分野」の本だと、よく分からないまま、朗読が進んでしまう場合もあるので、巻き戻して聞き直す必要があります。
逆に言えば、強制的に朗読されていくので「難しそうで読むのが面倒な本」は難易度がだいぶ下がります。
オーディオブックは再生ボタンを押せば強制的に朗読されていくので、自分の意志で読む必要がないからです。
時間
紙の書籍は自分のペースで読めるので、読書スピードが速い方は紙の本の方が断然早く読めるかと思います。
読書スピードが速いか遅いか分からない方は、「オーディオブックの再生時間」を参考にすると便利。ちなみに、オーディオブックは再生スピードの調整ができます。
たとえば、再生時間6時間のオーディオブックなら、1.2倍で聴けば6/1.2=5ですから、5時間で読み終えることができます。
扱いやすさ
紙の本の良い所は、物理的に扱えるところです。
- アンダーラインを引ける
- 気になる所を折れる、付箋を貼れる
- パラパラめくって飛ばし読みできる
オーディオブックの良い所は、物理的な実体がない所です。
- どれほど分厚い本でも携帯できる
- 保管場所が必要ない
- 劣化したり失くしたりしない
- 品切れがない
私の場合、オーディオブックで聴いて気に入った本は、紙の本も買ってしまう事が多いです。何度も読んで自分のものにしたい本は、パラパラめくったり、付箋を貼ったり、やっぱり手元に実体があった方が扱いやすいですね。オーディオブック版と書籍版、両方あるとかなり明確に記憶に残ります。
ただし紙の本は、持ち運びや保管の問題がありますし、一長一短ですね。
品揃え
これは、圧倒的に紙の本が有利です。
ですが近年、かなり急速にオーディオブック化が進んでいるように思います。すごい勢いで、過去のベストセラーのオーディオブック版が発売されて、ラインナップがどんどん充実してきています。
まとめ【オーディオブックと読書を比較】結局どっちが効率いい?
まとめです。
紙の本とオーディオブックを比較してきましたが、どちらも上手に使って効率よく知識を取り込みたいものです。
読書とオーディオブック、それぞれの効率の良さは、分類して考えてみると分かりやすいです。
- 金銭的な効率のよさ
- 理解度の効率のよさ
- 時間的な効率のよさ
- スペース(場所)的な効率のよさ
- その他
- 【時間】読書スピードが早い方は、時間的効率がいい
- 【金銭】新しくない本を安価で読める(図書館・古本)
- 【金銭】読み終わった本を売却できる
- 【他】アンダーラインや付箋を貼れる
- 【金銭】新しい本を安く読める
- 【時間】読書の時間がとりやすい(ながら読書)
- 【理解】苦手な本を読むハードルが下がる
- 【場所】モノが増えない
- 【他】目が疲れない、目が悪くても読書可能
読書スピードが速い方なら、メインで紙の本を読みつつ、通勤・通学・筋トレ・家事・風呂などの時間にオーディオブックを併用すれば、今よりさらに効率よく知識を取り込めます。
読書スピードが遅い方・読書が苦手な方なら、オーディオブックを使えば難なく本の知識を取り込めます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2022年2月追記 2022年1月27日、オーディブルが聴き放題になりました! 詳しくは別の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://[…]